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【減圧症の治療 HBOとNBO】

 

減圧症の本格的な治療は【再圧治療(高気圧酸素治療・HBO)】で行います。

簡単に言うと、チャンバー(タンク)にはいります。

 

タンクに入って、圧力をかけ、酸素を吸入します。

(目的1)窒素の気泡を縮小させ、かつ純酸素を吸入することで体の中の酸素分圧を高め、窒素分圧を低めることで窒素を排出させます。

 

(目的2)低酸素状態で傷ついている組織に高濃度の酸素を送り、組織の回復を図ります。

 

ちなみに、酸素は、一気圧では飽和量が決まっており、いくら酸素を吸っても、ある程度以上は血液に溶け込みません。そこで(目的2)の治療、つまり気圧をかけ、酸素の分圧を高くして悪いところを 治す、という治療が行われますが、これは、減圧症以外にも実施されています。

 

減圧症の患者が知っておかなければならないことは、

 

 * 減圧障害と、その他の疾患に使われる治療は、同じ高気圧酸素治療でも、「時間」も 加圧減圧方法も違う」ということです。

 

 * 減圧症患者に減圧症以外の治療テーブルを使うと、悪化したりします。

 

 * 減圧症治療には、減圧症用の治療テーブルを用いなければなりません。

 

ということです。

 

【HBO・治療テーブル】

 

高気圧酸素治療には、たくさんの治療テーブル(治療法)がありますが、代表的なものを紹介します。
これらはアメリカ海軍(US NAVY)で利用されている治療法です。

 

■減圧症用の治療テーブル(治療法)
 

 テーブル5(T5)

水深18m(2.8気圧)まで加圧し、約2時間半かけて治療します。

関節痛、部分的な筋肉痛など、気泡が限局的なものと診断できるI型減圧症にもちいます。

ただし、どうしてもT6が受けられない場合、II型の患者さんでも受けてかまいません。回数を多くしましょう。

 

 テーブル6(T6)※減圧症治療の基本的なテーブル

水深18m(2.8気圧)まで加圧し、約5時間かけて治療します。

症状が限局していないII型(関節だけでなく脊髄、脳などに及んでいる場合)にT6を用います。

レジャーダイバーはよく罹患するのはII型です。ですからたいていはT6が用いられます。

 

 テーブル6Extend(T6延長型)

重症な患者に行ったりします。T6の延長型です。

患者は、タンクのなかでさまざまな症状変化を起こします。この症状変化をみて、オーダーメイド的にタンクでの滞在時間を延長して行う治療です。

 

 テーブル6A(T6A)

空気塞栓や重症の場合、T6では芳しくない場合、高圧で気泡を縮小させ血液循環をよくさせてから通常のT6を行う、というテーブルです。約50m(6気圧)まで加圧し(この時は酸素は吸わず、空気 やヘリウム等を吸います。このためT6AirでT6Aと呼びます。酸素をすわないのは酸素中毒を防ぐためです。)現在はT6で治療は十分行えるということで、あまり使われていないよ うです。

 

 テーブル5A(T5A) (実施禁止なのに、T5Aを回す医師がいるので注意)

  これは、T5の前に、約50m(6気圧)までの加圧を実施するテーブルで、何年か前

  までは使われていたようですが、かえって悪化する事があるという理由により、

  US NAVYの治療テーブルからも削除され、現在は使用されておりません。
  未だにT5Aを実施する病院もあるようですが、受けるのは断りましょう。

 

■減圧症以外の治療テーブル(治療法)

 

 テーブル1(T1)

9m(1.9気圧)まで加圧し、約一時間半かけて治療します。

一度の治療で治すものではなく、1クール10回など、回数を重ねて治す治療法です。

この治療テーブルは、加圧する気圧も、時間も、減圧に要する時間も、減圧症治療用のテーブルとは違います。基本的には減圧症患者には使用されません。

どうしても減圧症用のテーブルが受けられない時入ります。減圧時間が短いので注意しましょう。

 

ただし、減圧症の治療が終り、医師が「完全に気泡の影響は無くなっている」と判断した後、後遺症の治療としてこの治療テーブルを用いることがあります。 わたしもこれで後遺症が治りました。

 

【HBOの前の治療、NBO(地上での酸素吸入)】

 

減圧症を発症した場合、とにかくすぐ純酸素をすうことが、非常に効果を発揮します。低酸素状態になっている患者に酸素を供給し、組織を改善させます。軽いケースはNBOだけで症状がなくなるケースもあるようです が、完治するわけではありません。この後、HBOへ治療を引き継ぎます。

 

 

以下、高気圧環境医学会のページを参考にされてください。

http://www.jshm.net/iinkai/separate/kyokai_kizyun.html#dai5syo

 

 

【高気圧酸素治療の設備の種類】

 

患者が入るチャンバー(タンク)にも色々な種類があります。
 

1種: 一人用のタンク(横になって寝ている)もの

 

2種: 多人数用(椅子が置いてあって座る等)。酸素中毒などに対応できる副室がある。

 

減圧症の治療には2種を用います。

よほどの緊急時でなければ1種で減圧症の治療は実施しません。

 

   多人数の理由=重篤な患者の場合、医師が付き添う必要がある為。
   医療者が出入りできるように、主室の他に副室が存在する。

この為、二種は、医療者が純酸素を吸わなくて済むように必ず「空気加圧」です。
患者はマスクで純酸素を吸入します。

一種には、純酸素充填加圧方式と、空気加圧方式の二種類が存在します。
空気加圧の場合、マスクでの純酸素吸入となります。

一種と一口に言っても、加圧方式や最大加圧がメーカーや機種によって異なる
ので一概に、減圧症の治療ができないとか、できるとかは言えません。

ちなみに純酸素加圧装置の場合、最大加圧が学会基準により2atmとなっており、
かつ治療時間が60分のため、2.8加圧&2時間以上の治療が必要となる減圧症
治療には向きません。
学会規定では、純酸素加圧装置は、減圧症の治療に使ってはいけない、とあります。
どうしても重篤かつ手の施しようがない場合のみ使用されます。

空気加圧の一種装置の場合、機種によってはT5,T6の治療が可能です。
が、学会の規定では、やはり一種は、二種がなく、どうしても重篤で必要な場合に
のみ使用する、とあります。

ちなみに、一種も二種も、空気加圧による治療中の酸素分圧は25%以内となって
おり(通常の空気は21%ですよね。)酸素濃度があがらないように空気循環を
コントロールしなければなりません。

このように、正しい治療を受けるために正しい機種の選択を行わなければいけません。

さらに、一番重要なのは、減圧症を診察できることは 当たり前として、高気圧酸素治療と、再圧治療の差を正しく理解し、治療テーブ ルを操作できる医師、技師がいること、です。

特に減圧症の治療の場合に重要となるのが、減圧コントロールです。
減圧症以外の治療では、減圧時間が0.774atm/分以内(これ、自分の勘違いかと思いたいのですが)となっています。

減圧症の治療では、9mを30分かけて減圧しますよね。
つまり、減圧症を知らないと、2.8atm&純酸素吸入をうまくやってくれても、 非常に早い速度で減圧されてしまい、悪化という事態を招きかねません。

機種によっては手動ではなく、治療プログラムが組み込めるやつもあるのです が、手動でコントロールしている機種もあり、実際減圧コントロールが下手な技師が存在します。

という訳で、病院を探す場合、「減圧症の治療ができる医師、技師」が不可欠です。

最終的には、長時間純酸素を吸入して、酸素中毒になる危険性が高い減圧症の 治療には、医師の介入ができる二種装置があり、減圧症の治療ができる医師の いる病院へ行きましょう、となります。

 

【治療を受けるときの注意点】

 

このページに記載しているような減圧症 を治療する病院であれば、治療に関し、適切な設備と適切な治療テーブルが適用されると思いますが、病院を受診する場合は、以下の点に気をつけてください。

 

(1)高気圧酸素治療の設備は2種であることを確認する。

(2)減圧症の場合、治療テーブルは何を使いますか?と聞いて見る。

 

簡単なのは、2種でT6をやってくれる病院を選ぶ、ということです。


 

 

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最終更新日 : 11/07/28

 

 


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